アイスランドの火山噴火。

日本でどのくらい話題になっているのか、ちょっと判らないのですが、
ここ2ヶ月ばかり、ヨーロッパで継続的なニュースになっているのは、
アイスランドの火山噴火です。






アイスランドといえば、溶岩台地と温泉、氷河とフィヨルド、
それに独特の音楽・・・
といったイメージかと思いますが、外せないのはやはり、活火山。



今年の4月から5月にかけて、
アイスランド南部の火山が噴火したせいで
ヨーロッパ上空にくっきりと火山灰の筋ができ、
その火山灰が、ガラス質の粒子を含むことから
航空機のエンジンを破損する危険性がきわめて高い、と判断されて、
西ヨーロッパは風向きによって何日間も、
飛行機が運休する事態になっているのでした。




先週末にロンドンへ行ったときも、
ちょうどこの火山がふたたび活性化して
土曜の午後から日曜日にかけて、
イングランドの空港はすべて運行をストップ。



私自身は、航空ダイヤよりも活発な火山のほうがずっと好きなので、
おお、かっこいいぞ火山! 吹け灰を! などと、
楽しみにニュースを追っていましたが
月曜の午後にはヒースローが運行を再開したので、
無事に帰ってきてしまいました。ちょっと残念!(笑)




でも、このアイスランドの火山、
写真で見ると、すっごくかっこいいのです。
ネットで検索すると、クールな写真が山ほど出てくるので、
思わず興奮して、にわか火山写真コレクターになってしまうくらい。







まあ、もちろん、これらの写真は、私が撮影したものではなくて、
ロイターとか、ナショナル・ジオグラフィックとか、
れっきとした機関から拾ってきたものです。
すみません。A^^;
「アイスランド 火山」とかで検索をかけると、
今でもたくさん出てくると思います。




でも、こういう写真を大画面で見ていると、つくづく、
うーん地球って、古くて大きいんだなあと思いますね。



「今日も世界のあちこちで」なんてフレーズを耳にすると、
東京、ロンドン、パリ、ニューヨーク、
なんてイメージが頭の中をよぎりますが
ほんとうはこんな、人間の手の届かない「世界」のほうが
ずっと広いし、強いし、大きいんだよなあ、と。









個人的に、こういう写真を何枚も見ていると
友人の写真家・みっちゃんのことを思い出します。



彼の写真も、現実に目の前にある被写体を撮っているはずなのに、
どうやってか、何億年も前の太古の世界とその躍動を、
まざまざと表現するものでした。



なんで、絵じゃなくて写真なのに、
こんな世界が創造できるのだろうと。
この写真、カラーだけど、誰かが本当に氷河期に撮ったんじゃないの?
みたいな感じになるのです。



みっちゃん、元気かなあ。
火山の写真撮りに、こっち来ないかなあ。(笑)




よかったらぜひ、画像検索してみてください!