朝靄の中に。
さて、新たに購入した2代目の車で
マルメロ村から島町へ向かっていた朝。
この日は霧が厚くて、
あたりは白々と明るいのに道の先が見通せない、
とても幻想的な雰囲気の朝でした。
ふと前を見ると、なにやら見慣れないシルエットのものが
対向車線を、ゆっくりとこちらへ近づいてきます。
小型のヴァンくらいありそうな体躯。長い首。
現実ばなれしているほど立派な角…。
シカだよ、おい。。。
朝靄と、朝の光と牡鹿のシルエットが重なって
まるで映画の一シーンに紛れ込んでしまったかのような気分でした。
「もしかして、私は今アラスカにいるのかな?」
と思ったほどです。
それにしても、こんなに大きな、立派なシカ、
どう考えても野良ジカだと思うのだけれど、
いったいどこから歩いてきたのかしら。
すれ違いざまに、自分の車よりずっと高い位置にある
彼の目と角を眺めながら
改めて、クレアってこういう所なんだわ。と実感してしまいました。
(註・今回に限り、写真はイメージです。アタリマエだ!(笑)
でも、本当にこのくらい大きかったのよー。)