紅茶がおいしい。

もうひとつ、英国に来て感動していること。



それは「紅茶がおいしい!」ということです。





えーと、確か以前も書きましたが、
人口一人あたりの紅茶の消費量は、
アイルランドが英国を抜いて世界一。



「お茶」全体の消費量でいうと、
グルジア(ジョージア)の方が多いらしいのですが、
当地で飲まれるお茶は、いわゆる「紅茶」に限らないので、
「紅茶」に限っては、アイルランドが世界一、
ということになっているそうです。



ただ、アイルランドで一般的に売られているお茶は、
はっきり言って質がとても悪い。
(なんて書いたら、
 某紅茶輸入業のB社に怒られてしまいそうですが。)



確かに、アイルランドでは紅茶がよく飲まれます。
「先週末、アイルランドに行ってきたから
 紅茶でお腹がだぶだぶだよ」
なんて、英国人ですらジョークにするほどです。



ただ、だからアイルランド人は紅茶にこだわっているのか、
と言われると、決してそうではなくて



熱いお湯に入れたらぱっと色が出て、
すぐ飲めてすぐ捨てられるような底辺のお茶を、
ティーバッグにしてざくざく使っているので
いきおい、消費量が増えてしまう、という実態なのでした。





だから、はじめて英国に来て
「いらっしゃい。お茶でもどう?」
「あ、いただきます」
という普通の会話の後に出されてきた紅茶が



きちんと茶葉を使って淹れられた、
香りも風味も豊かな、馥郁としたダージリンだったときには、
あんまり驚いて、カップを落としそうになったほどです。



紅茶って! こ…こんなにおいしいものだったっけか。



日本には何人か「お茶友だち」がいて
茶葉の交換テイスティングをしたり、
一緒にお茶屋さんに行っては試飲を楽しんだりしていたけれど




今度帰るときには絶対、
英国の紅茶を買って行こうと思います。



大阪のはるみちゃん、京都のアカザワ師匠、青海文庫のフジムラさん、
そんなわけで期待していてください。



でもまあ、おだっちは、
いつも通りLyonsのティーバッグでいいよね。(^_^)