河原町散策。というか彷徨。
河原町に移ってきて、早3か月。
少しずつ街に馴染んできてはいますが、
やはり、島町どころかL市に比べても大都会なので
なかなか「ここがどんな場所なのか」というのを
実感するところまで至りません。
歩いて30分で行ける距離に2時間かかったり、
バスで全然知らないところまで連れて行かれたり、
車を運転していたら曲がり損ねてアラ郊外、
なんてことが、いまだに続いています。
情けない。(- -;)
さて先日、町の中心である大きな港には辿りついたものの、
それからどの方向へ向かったらいいのか
まったくわからなくなってしまったことがありました。
シティ・センターだけあって、目標物はいっぱいあります。
港、ホテル、おしゃれなカフェやレストラン、噴水……。
ちょうどこんな彫像が立っていたので、
その足元から友だちのフリスに電話をかけました。
「ごめん、いま港に着いたところ。
ここからどう行けばいいんだっけ?」
「港のどのへん?」とフリス。
「噴水がだーっといっぱいあるあたり。」
「いちばん近くに何がある?
あと、いまどっち向いて立ってるか教えて、指示するから」
「えーとね、魚とフォーク持ってる漁師さんの石像の、
顔側の足元にいる。」
「……。」
フリスは、ちょっと考えてから的確な指示をくれて、
おかげさまで5分後には、無事彼女と会うことができました。
でも帰ってきてからマーティンにその話をしたら
「あれはネプチューン、
ギリシア語でいうポセイドーンの石像で、
持っているのはフォークではなく三叉の矛。
魚ではなく退治したばかりの海の怪物。
決して漁師ではない。」
と説教されてしまった。
こいつだったのか。
情けない。(_ _;)
まあでも、基本、きっと東京よりは小さい都会だと思うので
今後も日々精進してまいります。
模索こそ近道であれ河原町。