ジパング健在。

4月の一時帰国で撮ってきた、日本の写真を整理しながら
ああ、日本ってやっぱり美しい国だなあ、
と思うことが、何度もありました。



空いっぱいの桜、神様のお社、古都にたたずむお寺。
鏡のような水田、菜の花、春霞。そして白鷺。
周囲との調和を意識した、微妙で柔らかな色遣い。



知っていたはずなのに、知っているはずなのに、
ときどき整理の手をとめて、
PCの画像にぽーっと見とれてしまうほどです。




今回同行した友人コリンにとっては、はじめての日本だったから
日本のどんなシーンを思い出に撮ってきたのかな、と気になって
かなりわくわく、ちょっとドキドキしながら、
撮ってきた写真を見せてもらいました。



その中でいちばん笑ったのが、これ。

山手線。



「なんでこれ撮ったの?」と訊いたら
「こんなに長い電車なんて、見たことないから」だそうです。



確かに、島町から出ている唯一の電車(隣町のL市行き)は
繁忙期でも二輌編成。
L市から首都ダブリン行きの電車でも、
せいぜい六輌といったところです。



でも、言われるまで、アイルランドの電車が短いなんて、
気づかなかったなあ。
そんな形で、また世界の広さを再発見したりして。




ほかに撮影されていたのは



◇トイレのウォシュレット(スイッチの拡大写真つき)
◇メイド・カフェの看板(これは恥ずかしい!)
◇猫カフェの広告(これも、かなり突飛な商売ではある。)
◇クレープ屋さんとたこやき屋さんの屋台
◇2万円くらいする、超高級ブランデーの瓶と、もちろん値札



などなどでした。(笑)




ああ、不思議の国ジパングは健在だわ。と改めて思いますね。
雑多で精良。礼節と混沌。
普通じゃないはずのものが、普通に存在する。
日々刻々と変化し続けるFar East。



とりあえず、もっとちょいちょい帰ってこようと思います。