崖っぷち散歩。
先日、東京から、
なんとも若くて小さくてかわいいパイパーさんが遊びに来ました。
その名もナマちゃん。
2週間ほど前にこの町に立ち寄ってくださって、
一緒に楽しくお茶を飲んだ
日本唯一のイーリアン・パイプス・メイカー、ナカツイさんが
「日本パイプ界の期待の星ですよー」
と折り紙をつけたほどの逸材でございます。(^o^)
ナカツイさんご自身、日本屈指の素晴らしいパイパーなんだけれど、
なんかいつも面白くて、親切、温和。
そしていつも、より広い世界を視野に入れて、
より良いものをつくろうと努力している人です。
彼のパイプの話も、いつか書きたいなあ。
ともあれ、そんなナマちゃんと
F村のトラッド・フェスティバルを楽しむ傍ら、
せっかくだからこの島の西海岸を観光しよう!という話になり、
島町在住のヴァイオリニスト・ユキちゃんを誘って
3人で、この島でも有数の観光スポット、
モハーの崖っぷちへ行ってきました。(^^)
モハーと言えば、もちろん、みなさんよくご存知の
ですよね。 うーん、いつ見てもやっぱり壮観!
昔は、誰でも自由に崖に近づくことができて
崖の縁に腰掛けようが、頭を出して下を覗き込もうが、
すべて個々人の責任範囲だったのですが
3年ほど前に、危険防止のための保護柵が整備されてしまい
いまでは、それを越えて崖に出ることができません。(:_;)
でも、コーストガードの監視下にある部分は、
観光スポットであるオブライエンの塔を中心とした
いちばんお客さんの多いエリアだけなので、
少しそのエリアを外れれば、行動はずいぶん自由になります。
それなら、せっかく天気もいいし、
今日は時間もあるし連れもいるし、
あの崖の先まで行ってみようか!と、今回は壮大な散歩を決意。
先のほう〜に見える、
あの先端の塔まで歩くことにしたのでした。
たぶん距離にして5キロくらいかな?
モハーには何回も来たことがあるけれど、
さすがに先端まで歩いたのは、今日が初めてです。
途中に池があったり、滝があったり、かもめの巣があったり。
かなり遠くまで歩いたと思ったのに、ふと隣を見ると、
いつも見るような牛が、いつもと同じように草を食べていたり。
久しぶりに、ああ自然の豊かな島に暮らしているんだなあ、と
改めて実感する午後でした。気持ちよかったなあ。
風に吹かれつつ、音楽への決意を新たにするナマちゃん。
でも本当は学祭の演出を考えているだけかもしれない。(笑)
がしがし歩いて、1時間少々。
ようやく先端まで到達しました。うわーよく歩いた!
そして振り返って見た光景がこれです。
誰ですか?
「向きが違うだけであとは同じじゃん」とか言ってる人は。
でもこうして遠くから眺めてみると、
「モハーの崖」と言われて私たちが思い浮かべる場所は
この長大な海岸壁の中の、
ごく一部でしかないんだということがよくわかりますね。
よい一日でありました。(^^)
ユキちゃん、マジ寝。(笑)