島町の水。

島町の水は、質が悪い。と、言われています。(- -;)



だいたい、この国はいまだに水道代を取りません。
電気は有料、
ごみの収集も有料(出したごみの重さに応じて支払うシステム)、
テレビだって有料だけど
(TVライセンスというのを買わないと怒られる)、
水はタダ。



それだけ、設備にお金をかけていないということでもあります。



しかも島町は、アイルランド国内でも、
水質検査の不合格リスト常連さんです。
(でも最下位ではない。それがまた怖いところですが。)



何年か前には、水が原因で、
小学校の子供たちが100人以上も体調を崩しました。
水質データが著しく低下したので、
決して水道水を飲まないでください、
歯も磨かないでください、というような
恐ろしげな緊急通達が回ってきたことも、
一度や二度ではありません。



でも、昔から島町に住んでいる人達は、わりと平気で
普通に水も飲むし、子供たちにも飲ませています。



たぶんそれは、汚染の原因が、
工場廃水とか怪しい化学物質などのケミカルなものではなく、
ちょっと水道に土が混ざっちゃいました、
いやあ設備が古いもんですみませんね、みたいな
自然サイクル範囲内のものだと、
判っているからなのかもしれません。



(どうやったら上水道に土が混ざるんだよ!
という疑問は、さておき。)




たとえば金魚。
日本では、水道のカルキが強すぎて、
水替えのときに金魚が死んでしまった、とか
カルキ抜きのために、汲み置きした水道水を使いましょう、
とかいう話をよく聞くけれど



島町の水道水をそのまま使っても、魚はびくともしません。





消毒剤の強すぎる人工的な水と、
自然が混ざりすぎている水。
本当はどっちがいいのかなあ。。。



などと考えつつ、
今日もスーパーでヴォルヴィックを買ってしまう私でした。(笑)