ハロウィン・エンジェル。

世の中にふたたびハロウィンの季節が到来しています。



ものの本によれば、
ハロウィンという風習はアイルランド起源なのだそうです。
しかも本来なら、日本でいうお盆のようなもので
亡くなったご先祖さまたちが一日だけ現世に帰ってくる、
それを迎えてお祝いする節目の日、
という位置づけらしいのですが。




でも、私はハロウィンが嫌い。(- -;)
特にこの、世界中にはびこりつつある、
アメリカ的ハロウィン。



どういうわけか、
町のウインドウが黒とオレンジの危険配色に彩られ、
くもの巣、棺桶、こうもり、ねずみなどが飾られ、
ぽっかりとうつろな目を開けて笑うかぼちゃが窓辺に置かれ、
子供たちが骸骨やドラキュラやゾンビに扮して、
人の家の玄関先を渡り歩いて、お菓子をねだる。



ご先祖さまに対する敬意もへったくれもあったものじゃない、
と思うんですけど、
いちばん嫌なのは、町全体がすごく汚く見えることでしょう。



最近では大人も「ハロウィン・パーティ」を開催するし
招待されたゲストはもちろん、仮装して参加しなきゃいけない。
「今年のセレブはこんな仮装」なんて記事がアメリカの雑誌に載って
そんで読んだ人はまた、あら、この衣装ステキ、
来年はこんな仮装にしようかしら。なんて、
研究したりするのですね。



…いったいなにが面白いのか。(怒)
って、私が言ってもどうなるものでもないですけど。



ああ、日本のお盆やお彼岸の、
あの洗練された清楚で優雅なたたずまいの、
なんと美しいこと。




さて、そんなわけでハウスメイトのロレインも
ハロウィン当日の土曜に、
仮装パーティに行くことになりました。



どんな衣装にするんだろう。と、他人事ながらやきもきする私。
魔女だったら、かわいくもできるけど、
会場に掃いて棄てるほどいるだろうし、
かといって血糊や牙みたいな小道具を使ってほしくはないし。



すると当日、ロレインは
全身シルバーの、ハロウィン・エンジェルになっていました。





写真だとちょっと見づらいけれど
ちゃんと背中の羽と、頭のリングもついています。



ま、これなら許してあげよう。。。。かな。。
車で移動するから、この姿で町は歩かないんだし。。。ね。



あーあ。。(sigh)