ホワイト・クリスマス。

今年は本当に、文字通りホワイト・クリスマスになりました。



12月第2週にやってきた寒波は、
それから3週間を経た年の瀬にも、
嬉々としてアイルランド滞在を楽しんでいる模様です。
新聞によると、クレアでは観測史上、
もっとも寒い12月になったとのこと。



毎朝、がっちり凍り付いてドアも開かない
愛車の肩をぽんぽんと叩き、
ぴきぴきと真っ白に彩られた道を、町まで歩くたび
いやあ本当に白い冬になったなあ、としみじみ思っています。





アイルランドにしては、この白さはとても珍しいです。
それに、一口に「ホワイト・クリスマス」と言っても
雪が静かに、世界をあたたかく覆っていくような白さじゃなくて
霜やつららが日々成長し、
車や道路が凍りつく白さなので。。。



どちらかというと「雪の女王」の世界なんかを彷彿とさせますね。(泣)




クリスマスは、そんな長い冬の真ん中に
楽しげに開いたひとつの窓のようです。



北国になるほど、冬の日照時間が短い場所になるほど
太陽が冬至をすぎて、再び夏へと向かい始めるこの季節が、
どれだけ大きな意味を持つのかがわかるような気がします。



友人・コリンの家のクリスマス・ツリーを飾りながら
今年は赤をいっぱい使おうと思いました。
ブルーとかグリーンとか、
にぎやかなライトもいっぱいあるけれど
こんな寒い年はやっぱり、
たくさんのあたたかい色でツリーを彩りたい。





コリンの妹・シャロンは、クリスマス・ケーキを作りながら
今年の食卓は真っ白に飾る、と宣言しました。
せっかくホワイト・クリスマスだから、
ケーキも真っ白に作るのだと言って。
そしてできあがった今年のケーキは、こんな感じです。





あはは、シャロン、うまいーー。



そんなシャロンのリクエストにお応えして、
私もテーブル用に、真っ白なクリスマス・ブーケを作りました。





一応、私の好みで赤のラナンキュラスは使ったけれど
(でないと、あまりにも殺風景だわ。)
あとは、白いバラ、白いガーベラ、
白いフリージアに白いアスパラガス。
着色した白い枝も何本か使った。
うーん、まさに今年用、カスタムメイドな感じですね。
(↑自画自賛。(笑)



どうぞよいクリスマスを。