大晦日はブルームーン。

Once in a blue moon、という表現が、英語にはあります。



直訳すると、
「ブルー・ムーンのたびに1回起こるくらいの」という頻度副詞で
要するに「めったに起こらない、ごくたまに起こる」という意味。



ブルー・ムーン、という響きはなかなか詩的で、
一昔前の言い回しっぽく、クレアの空気にはよく似合います。



なぜ「ブルームーン=めったに起こらない」のかといったら
「カレンダー上の一ヶ月の間に、満月が二回あったとき、
その二度目の満月のことを、ブルー・ムーンと呼ぶ」からだそうです。



なるほど。
確かに、そう何回も起こることではなさそうですね。



その、二度目の満月、大きなブルー・ムーンが
大晦日の夕方、東の空からゆっくりと上がってきました。





アイルランドの田舎で見る満月は、どういうわけか、
ほかの場所で見るものより、ずっと大きく感じます。
見ていると、耳の奥に、
ずーん…という音が聞こえてくるくらい。



年の節目に、青い十五夜お月さま。
めったに起こらないことが重なって、
なんだかとっても縁起がいいみたい。



どうかよいお年をお迎えください。