パディス・デイ 2本立て。

東京の友だち連中が忙しい時期がやって参りました。(笑)



国中の村や町でパレードが行われるとはいえ、
こちらではそのすべてが、パディス・デイ当日(3月17日・祝日)か、
それに一番近い日曜日に集中していますから
どれだけ行きたいセッションがあっても、物理的に体はひとつ、
なんとか行きたい場所をひとつ選ぶしかないわけです。
(しかもハシゴするには、村同士が遠いしね。)



今年は当日が水曜日で、前後の日曜日がどちらも遠かったために
ほとんどの市町村で、パレードは17日当日。



ほぼ一ヶ月かけて、
あちこちでイベントが開催される東京地方のことを考えたら、
うーん日本のほうがよっぽどパディス・デイを堪能しているなあ…
などと思えてくる今日このごろです。




移動距離と移動時間、お誘いのあるなし、
自分が見たいパレードと弾かなきゃならないステージ、
などをあれこれ検討いたしまして(笑)
今年は島町のパレードに出てみました。なんと、初・島町パレード!
しかも、ホイッスルを吹きながらの参加。
はっきり言って暴挙です。



島町では面が割れているだけに、かなり照れくさくて
おまけに、ホイッスルがうまい人なんて掃いて捨てるほどいますから、
へたくそにぴーぴー吹きながら歩くのって、
すごく恥ずかしいんですよね。
最初から最後まで、終始俯き加減で歩いてしまいました。A^^;






これは、同じグループで、音楽のリーダーを務めた
デイヴィッド(フィドル)とジュリィ(フルート)。



デイヴィッドは、誰にでも優しくて誰からも好かれる
和み系フィドラー。
その一方で去年、自転車から落ちて左肩を骨折したというツワモノです。
最近、ようやくまたフィドルが担げるようになったとか。



ジュリィは手作りの、緑の魔女のような華麗な衣装で参加しました。
いくつになっても、どんなイベントにも違和感なく参加して、
しかもそんな時間をたっぷり楽しんでいる。理想のカップルです。





こちらは、ご存知みわさん。
島町でも1・2を争う悪徳弁護士(失礼。でも本当)にして
凄腕フルーターでもあるジョン、の奥様ですが、
気さくで親切で、
今回のグループのマスコット的存在のフルーターです。



美人の彼女はイベントに参加するたびに、
あちこちのメディアに写真を撮られ、
もはや、島町の新聞には毎週載っていると言われるほどです。



お隣は、残念ながらジョンではなく、
同じくフルート吹きのアンドリュー。






さて、かわいかったのは、やはり子供たちのグループですね。
テコンドーあり、体操クラブあり、小学校のクラスあり。
これは水族館を演出した小学生のグループ。
手作り感がいい感じです。





そして、沿道を埋めるこの人波!
もちろん、首都ダブリンなんかとは比べ物にならないけれど、
それでもこんなにおおぜいの人達が、
お祝いに集まるんだからすごいですよね。



誘ってくれたグループのみなさん、
どうもありがとうございました!(^^)





さて、島町のパレードが終了したその足で、
ダッシュで向かうは毎年恒例・港のK町。



ここのパレードは、普通は日曜日に開催するんですけど、
今年はちょっと気持ち的に早すぎたのか、
パディス・デイ当日開催に改めていました。





昨年と同じメンバー、ギターのアンとフィドルのノイリーン。
緑色のカウボーイ・ハットが支給されて、
70年代の怪しげなバンドのよう。(笑)





こちらはジェシー。
バンジョー弾きなのですがお仕事(警察官)の関係で、
どうしてもパレードの警備に当たらざるを得ない、
ゆえに弾けない、気の毒なミュージシャンです。



まあそれでも、ここK町の警備を担当するということは、
イコール勤務時間が終了したら、
速攻で着替えてパブで弾く態勢ができてます、
という意味でもあるんですよね。





今年は、あっちでもこっちでも
「景気後退」「不景気」などとささやかれていて、
たしかにパレード自体も、
去年より小規模だったような気がします。



それでも、大切なことは、いまを楽しむこと。





今年も、みなさまにとって、
よいパディス・デイだったことを祈ります。