いまさらだけど、ロイヤル・ウェディング。

ブリストルに行っていた間で、もうひとつおもしろかったことは
期せずしてロイヤル・ウェディングの日程と重なっていたこと。




正直なところ、今回の「ロイヤル・ウェディング」には
個人的にはあまり思い入れもなく、
実際、何日に執り行われるのかすら、覚えていなかったほどでした。



しかも、今回の休暇は
カヌー、サイクリング、ヒル・ウォーキングと
自然満喫系のアクティビティを予定していたので
泊まりはキャンプ、食事は自炊、という生活が基本。
諸々の世相とは切り離された一週間を目指していたわけです。



ところが週末、今日くらいは一応パブにでも行って
ちょっとお昼にあったかいご馳走でも食べようか、と
森のはずれのかわいく鄙びたパブに、
何の気なしに出かけた金曜日。



からんころん、とパブの扉を開けたら、
近隣の村の人たちが見事に集まって、
テレビの画面を一斉にごらんになっていたのでした。





時間もどんぴしゃ。(^^;)



「わ、いま何時ですか? もう結婚したんですか?」
と近くに人に聞くと
「ついさっき、無事に結婚したよ。いまからパレードだ」
とのお答え。



すごい・・・。まるで計ったかのようなタイミング。



さらに席についてメニューを見ると、
なんと「ロイヤル・ウェディング・メニュー」が用意されています。





かくして、この日は実にミーハーに
「ロイヤル・ウェディング・メニュー」をいただきながら
英国民のみなさまと一緒に、大画面でパレードを鑑賞し、
最終的にバッキンガムの「ザ・キス」まで丁寧にフォローして
地元のサイダーで乾杯する、という、
フルコースになってしまいました。A^^;




いかにもイングランドらしいなあ、と思ったのは
パブのウエイトレスさんとか、地元のおばあちゃんとかが、
きちんとハットをかぶったり、おしゃれなスーツを着たりして
この日を楽しんでいる、という感じだったことでしょうか。





わたし自身は未だに、
たくさんのユニオン・ジャックが
これ見よがしにはためいているのを見たり
イングランド訛りの英語を、まとめて大量に聞いたりすると、
意味もなく腹が立ったり、
眉間にシワがよったりする部分があるのですが
(なぜかしらー。どういうわけかしらー。不思議だわー。)



そんな偏見持ちが、期せずしていなかのパブに紛れ込み
このイベントに参加する、というのは
ある意味、理想的な展開だったのかもしれません。


とりあえず、お昼ご飯はおいしかったです!! (^^)