英国のトラッド・フェス。


アイルランドでは9月になると
学校も始まるし、風は急に冷たくなるし、
ああこれから冬に向かっていくんだなあ…
という感じが強くしますが、



幸いにして今年は、なのか英国は、なのかわかりませんが
ともかく河原町近辺では、爽やかに晴れた日が続いています。



そんな9月最初の週末は
北西に車で1時間半ほど走った海沿いにある
S町のトラッド・フェスに行ってきました。





おおおー、豪快な景色。



鉄分を含んだ土地なのか、
肉眼で見ても明らかにわかるほど土が赤くて、
おかげでビーチは丸っこい石でできているのに、
海が真っ茶色。A^^;





でも、空は晴れ渡っていたし、風も気持ちよかったし、
「ビーチな感じ」を満喫してきました。



実際、泳いでいる人もいたなあ、そういえば…。
勇気ありますよねー。
さすがに泳ぐには水が冷たすぎるよ…。





今回一緒に行ったのは、マーティンと、
WCSSにも来ていたジェインと、
河原町で最も信頼できるフィドラー・ギャヴィン。




トラッド・フェスとはいえ、もちろん英国のフェスなので
集まった人たちは基本的に、
英国のトラッドをセッションしています。



でもそんな中、空いているパブに忍び込んで
アイリッシュ・セッションを始めてしまえば
それなりに参加者も集まってきたりするのでした。



アイルランド国内ですら、
フェス期間中はあまりいいセッションは望めないくらいだから、
さらにそれが英国内ともなれば
音楽の質の悪さは推して知るべし。
という感じではあったのですが



それでも、ちょっと遠出してきただけあって、
少し遠くに住んでいるアイルランドのミュージシャンや
こういう機会でもなければ話すこともないだろう人たちに
出会うことができて、なかなか興味深い週末でした。




あと、びっくりしたのは初めて本物を見た、
路上のモリス・ダンス。





コスプレイヤーの私ですら引くような手作り衣装を着て、
何が楽しいんだかまったくわからないのだけど(失礼)
彼らから見たら私たちの方が理解できないんだろうな〜、
などと眺めることしばし。



まあ、他人の趣味に口出しする権利は誰にもないので、
これはこれでいいんですけど。A^^;



もし、モリス・ダンスの魅力について
簡潔に語れるという方がお近くにいらしたら
ちょっとだけ聞いてみたいような気もします。
…これって楽しいのか?



英国は、まだまだ謎の国です。