夏の終わりのケイリーふたたび。


8月最後の週末は、
ちょうど英国の3連休にあたっていたのを幸い、
もう一度アイルランドに行ってきました。





行先はラバシーダ。
そう、夏の終わりの、というか秋の始まりを告げる、
クレア南端の小さなトラッド・ウィークエンドです。




日曜日のケイリーは、大好きなキルフェノーラCB。





WCSSで彼らの音楽に惚れ直して以来、
「うおお、今もう一度ナマで聴きたい!」
という情熱が止まらず、
結局ここまで来てしまいました。A^^;



いつ見ても、いつ聴いても、かっこいいなあ彼らの音楽。






前にも書きましたが、このフェスは他に比べて
地元の人が比較的多いフェスティバルです。



だからケイリーも
地元出身でダブリンから里帰りしているとか、
アメリカに住んでいるけど実はクレア出身とか、
(だから今はNYでセットダンスを教えているとか)
そんな人たちが、夏休み終わりの里帰りに合わせて
踊りに来ているというような雰囲気があります。



だから個人的に、このフェスはちょっと気に入っていて、
どうせ毎年1回は踊るのだから、という理由で
ようやくラバシーダ・セットを覚えるに至りました。A^^;
ありがたいことです。






ありがたいといえば、このケイリーでは、
フェスでステップダンスの講師をしていた
日本人ダンサー諸姉兄の恩師・マイケルさんにも、
みやもぉさんとの名コンビで知られる
バタリングの名手にして名ダンサー・エーデンにも、



丁寧にお誘いをいただいた上
カップルでセットを踊らせていただきました。



すごい。いや本当に。



私は、セットダンスは好きだけれど
ダンスに関しては結局のところ素人なので
なんだかありがたいやら申し訳ないやら
おたおたしたダンスになってしまいました。



でもエーデンなんか、同じセットにいた人から
「おっと、日本人を選びましたね」なんてからかわれて、
それを楽しそうに笑い飛ばしながら言ったのです。



「日本のダンサーはみんな優秀だぞ。
 一度一緒に踊ってみろ、
 アイルランド人よりうまい奴だっているくらいだ。
 ケイリーに来てる日本人を見つけたら
 カップルになっておいて間違いないぞ。」



もうね、これにはなんというか……。
しみじみ、今までダンスをやってきた日本の先達の
存在の大きさと偉大さを感じましたよ。



マルタさん、おやまさん、みやもぉさん、あゆちゃん、
他にもきっといろんな、いろんな方々の、
努力と鍛練とお人柄と功績と



そういうものの積み重ねの上に、
今の幸運があるのだなあと。






いつもは9月第一週に行われるラバシーダのお祭り、
今年はちょっとずれて、8月の最終週に移ったけれど、
この感動と反省を忘れないために
来年もまた来たいものだと思いました。はい。(^^)