音楽・ダンス

ケイリー・バンドに入りました。

以前からちょくちょく ゲストという形で演奏させてもらってはいたのだけれど 河原町に引っ越してきたのを機に、 正規のメンバーとして活動していくことになりましたです。 その名も「ポルカ・ペスツ」。(笑) ペストはもともと「害虫」とか「病原菌」だけれ…

夏の終わりのケイリーふたたび。

8月最後の週末は、 ちょうど英国の3連休にあたっていたのを幸い、 もう一度アイルランドに行ってきました。 行先はラバシーダ。 そう、夏の終わりの、というか秋の始まりを告げる、 クレア南端の小さなトラッド・ウィークエンドです。 日曜日のケイリーは、…

ポールの話。

ポールは、以前はロンドンに住んでいて 今は河原町に住んでいるという、フィドル弾きです。 フィドル歴40年。東クレアの音楽が好きで、 夏休みはフィークルやタラに出向いてフィドルの練習をするという、 とてもストイックでインテリジェントな紳士。 河原町…

祭のあと。

WCSSがすべて終わった月曜日には、 毎年M村で、とてもいいセッションがある。 WCSSに、中心的に関わってきた 脂の載った中堅どころの名だたるミュージシャンたちが 無事に終わった祭の締めに、ゆっくりと音楽を楽しむ時間。 今年は、その月曜日と、…

愛しのキルフェノーラCB。

今年のWCSS最大の出来事が起こったのは、水曜日。 まだ日本にいて、 まともなアイルランド音楽すら弾けなかったころから ずっとずっと大好きだったキルフェノーラCBが ケイリー・モールのステージに、一緒に載って弾いていいよ、と 扉を開いてくれたの…

セッションなど。

今年は、WCSSもいよいよ40回目。 でも、なんと言ってもいちばん驚いたことは、 今年はおやまさんが来ていない!ということでした。(@ @;);;;; いや確かに、お正月に帰ったとき 「今年は来られないかもしれない、と言っている」 という話は聞きましたが……

若手だけど間違いなく本物の奏者たち。

震災のあと、L大学で義捐金コンサートをやったとき、 心が震えるようないい演奏をしてくれた ハジメくん、リアム、スティーブンの3人が 近々日本へ行く、という話が伝わってきました。 これはすごい!!! いや本当に。 この3人、一人一人の演奏を聴いて…

海辺のセットはマニアック。

先週の土曜日の夜中、タイム・チェンジがありました。 日本くらい緯度が低いと、1時間くらい時計をずらしても 大して効果はないだろうと思いますが ヨーロッパの夏時間は、理に叶っているというか、 確かに地の利をよく生かしている制度だと思います。 気候…

海辺のセット。

「あっという間に2月」!! と驚いて、慌てて前回の記事を書いてから、早数週間。 時間が経つのって本当に早い! と感動する反面、 おかしいなあ、「仕事が忙しくて音楽をやっている暇がない」 なんて生活を、根本から変えたくて日本を出てきたはずなのに な…

島町・伝統音楽祭。

秋から冬にかけては、毎年とても日々が過ぎるのが早いけれど 今年もまた例にもれず、ふと気づくと島町の伝統音楽祭が 目の前に迫っていました。 毎年、だんなさまのジョンと一緒に、 音楽祭の裏方として忙しい時間をすごしているみわさんに 直前になってスケ…

Trad for Trocaire

9月の終わりには 「Trad for Trocaire」という催しがあります。 「Trocaire」というのは、 たとえばハイチの地震やパキスタンの洪水など 海外の人たちに対する支援活動を行う目的で アイルランドのカソリック教会によって 1973年に設立された団体です。 毎年…

「オーランモアの牡鹿」の謎。

今回はミュージシャンのみなさま向けの話題です。(笑) この音楽をやっている方ならほぼ全員、 「The Bucks of Oranmore」というリールはご存知ですよね。 メジャーだし盛り上がるし、 難しすぎないわりには変化に富んでいるし、 私もこの曲は普通に好きな…

セッション in ムラック。

3日連続の大ケイリーが明けた、9日金曜日は、 「そろそろちゃんと音楽をやる日」にしようと決めていました。 なんといっても、1年に1度のWCSSですから。 幸いにして、今年は心強い味方がいます。 言わずと知れたフエ奏者ですが。(笑) セッションで曲を合わ…

CDラウンチに行ってきました。そのに。

さて7月です。 7月の第1週といえば、クレアではもう、良くも悪くも ウイリー・クランシー・サマー・スクール(WCSS)を抜きにして 過ごすことはできません。 私自身は、相変わらず、 大きなフェスティバルには興味がないままですが、 WCSSだけは、日本から毎…

CDラウンチに行ってきました。

いま、「クレアの若手ミュージシャン」の名前を挙げろ、 と言われたら まず間違いなく5人以内にリストアップされる、 コンサーティーナ奏者のヒュー・ヒーリーと イーリアン・パイプス奏者のマイケル・“ブラッキー”・オコンネル。 この2人が組んで出したCD…

夏の風物詩。カウンティ・フラー。

去年も一昨年も、夏と呼べる時期がまったくなかった・・・と、 このブログでもさんざん愚痴ってしまいましたが、 凍てつく一冬を越えて、今年の夏は毎日のように、 気持ちよく晴れ渡った絶好のお天気が続いています。 気持ちいいーーー。(^^) そんな夏の…

パブは楽しい。

L市でのお仕事が、ようやく一段落ついて、 しばらく行けなかった島町のパブ・セッションに、 久しぶりに顔を出しました。 日本にも一度来たことのある、 オーインとクウェンティンが主催するセッション。 このセッションのいいところは、 年中無休で、必ず…

ケイリー・バンド・デビュー!・・・ようやく。(爆)

先週、とあるケイリー・バンドのコンサーティーナ奏者から どうしても都合が悪くて、 次の週末のケイリーで演奏できないので 一晩だけ代わりに弾いてくれない? と、突然頼まれました。 おおおおおお、ついに!!! 長年待っていた「ケイリーバンドで演奏す…

過ぎたるは及ばざるが・・・? いやいや。

アイルランド音楽に使われる楽器にも、 もちろん、流行り・廃りがあります。 私がアイルランド音楽を弾き始めたころは、 セッションの花形といえば、断然フィドル!!でした。 いいフィドル奏者の演奏を聞くと、 それだけでもうわくわくしますよね。 でも、…

デール・ラス・ワークショップ in 金束。

デールさんのコンサートが飯田橋であったのが、13日金曜日。 翌14日土曜日に、千葉県は金束という山中の山小屋で、 デールとフィンによるワークショップがあったので、 シャン・ノース・ダンスのコニタンと2人して、 お手伝いしてきました。 ちなみに、コニ…

デール・ラス・コンサート in トッパンホール。

青海文庫・フジムラさんの驚異的な行動力と発想力のおかげで 今回こうして日本に一時帰国できたのだけれど その日程の中心にあった、 世界一流のフィドラー、デール・ラスとのめくるめく日々。 予想よりも数段すばらしい、 なにものにも替えがたい時間でした…

秋の夜長はケイリーで。

夏の間、ほぼ毎週のようにどこかしらで行われる ミュージック・フェスティバルやダンス・フェスティバルも 9月の声を聞くと、かくんと数が減ってしまいます。 夏休みも終わったし、学校も始まるし、 さあ、これから冬にむけて、 気を引き締めていかなきゃい…